闇の司祭
(人間界・某所・高層ビル屋上)

夜叉「俺やり方には口出しをしない・・・そう言ったのはお前だ{世羅(せら)}。」

世羅「はい、確かに彼方のやり方には一切口を出すつもりはありませんが、
    いくら中級魔族とは言え勝手に殺されては困りますね。」

   「そうで無くても、今の時空の歪の状態ではこちら側に出てこれる魔族クラスは数が少ないのですから。」


夜叉「良く言う。魔界の最高司祭さまはいとも簡単にこちらに出て来れるじゃないか。」

世羅「私ですか?、私はダメですよ歪が小さすぎて本体は魔界に置いてきたままですから。」
   「大変なんですよ、やはりその辺りの事を考えていただかないと。」


夜叉「時空の歪を広げる為に人間達の恐怖を呷る。そして邪魔な天界の残した装甲神を倒す」
   「、それが“条件”だった筈だ、それ以外で俺が何をしようとお前には関係無い。」

 
 
世羅「・・・・・・・・・
    ふっそうでしたね、あなたは「人間と魔族の魂」を必要としていたのでしたね。」


夜叉「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

世羅「まあ、良いでしょう、今はとりあえずあの天界の遺産、装甲神を倒していただければ、」

夜叉「ならば、俺の邪魔をするな、」

世羅「ああ、前回の事ですか、スミマセン、私も止めたのですがね。」

夜叉「まあ良い、それと、鬼神の反応速度を上げておいてくれ、」

世羅「おやおや、アレでもかなりのスペックの鬼神なのですが、
   彼方のポテンシャルに着いていけないようですね。」

   「良いでしょう、彼方には新しい鬼神を用意しましょう。彼方専用の鬼神をね。
    ただし少々時間が掛かります。」


夜叉「では、その間、俺は勝手にやらせてもらう。」

??「だったら、その間は僕が装甲神の相手をやらせて貰うよ。」
 
 
世羅「朱漣(しゅれん)ですか。」

朱漣「僕も前回、部下を3人も装甲神に倒されちゃって頭に来ているんだよね。」
   「まあ、1人は誰かさんにやられちゃったみたいだけど、
     だから、敵討ちって奴がしたくてさ、良いよね夜叉。」


夜叉「魔族に同胞を思いやる気持ちが合ったとは驚きだな。」

   「好きにすれば良い。」

   「まあ、怪我をしない程度にがんばるんだな。」


朱漣「くっ!。」
   「ああ、そうそう、キミが梃子摺っている装甲神、僕があっさり倒しちゃっても恨まないでね。」

 
 
夜叉「その時は、所詮その程度の奴だったと言う事だ。」
   「貴様に敗れるようなら相手なら、倒す価値は無い、俺の買被り過ぎだったと言う事さ。」


朱漣「何っ!!。」

夜叉「世羅、鬼神の用意が出来たら呼べ、じゃあな。」

朱漣「待ちなよ、夜叉!!。」

   「ちっ!、勝手な事ばかり言って行っちゃって、世羅!なんであんな奴の好き勝手にやらせるのさ。」
   「あんな奴、僕等と違って純粋な魔族じゃ無いくせに!」


世羅「まあ、まあ、落ち着いてください。利用できる者は最大限に利用する。」

朱漣「でもさー」

世羅「利用価値のある間だけですよ。」

朱漣「ちぇ、まあ良いけどね、僕が装甲神を倒して夜叉なんて必要無いって教えてやるよ。」

世羅「そうですね、頑張ってください。」

   「利用価値のある間はね・・・・・・(ぼそ)」