幻影妖魔を討て(前)
 

 それはいつもと変わらない妖魔退治の時の事だった。

沙希「恵梨さん、麗奈さん!そっちに行ったですー!。」

恵梨「OK!月を見る度にあたしの強さを思い出させてあげるんだから。」

麗奈「えっ?月???」

恵梨「さて、冗談はさて置き、ささっと片付けちゃおーね。」

麗奈「はいっ。」

 そう、妖魔から感じられる魔力から考えれば簡単に片付ける事が出来る筈だったのだが・・・

恵梨「にぇ〜!!」

   「な、何??身体をすり抜けちゃった??」

 恵梨さんの正拳が妖魔にヒットするかと思った瞬間、拳が妖魔の身体をすり抜けたのだ、
勢いが付いたままの恵梨さんはそのままバランスを崩しながら転んでしまう。

麗奈「恵梨さんっ!!」
   「風神っ招来っ!!!」

 恵梨さんの援護の為に放ったあたしの術であったが、恵梨さんの拳同様に妖魔の身体をすり抜けるように
その後の木々に当たってしまう。

麗奈「嘘っ??!!」

 そして、混乱するあたし達の目の前で妖魔は忽然とその姿を消したのだ・・・・

 

 

麗奈「こんな妖魔初めてだわ。」

沙希「まさか、幽霊とかじゃあー無いですよねー。」

恵梨「ゆっ!ゆう・・れい・・??」
   「は・はは・・・ははは・・コノ科学・・バンノーのヨノナカでそんなコト・・」

沙希「んっ??どうしたんですか?恵梨さん?。」

恵梨「ナンデモナイサ、ベイベー」

沙希希 「????」

麗奈「でもそれは無いと思う・・・・だってあの魔力は妖魔の物だったもの。」

沙希「そうですよねー確かに沙希も魔力を感じたですー。」

 

 それから数日後、その妖魔が再びあたし達の目の前に現れたのだ、
しかも今度は巨大な妖魔獣として。

 
 

沙希「間違いないですーこの前の妖魔と同じ魔力ですー。」

恵梨「ホッ・・やっぱり幽霊じゃ無かったんだね。」

麗奈「気を付けてドラグカイザー、あいつは今までの妖魔獣と違うかもしれないわ。」

ドラグカイザー「了解!」

 

「行くぞっ!!!」

「ドラゴニックっ」

「ブレイザー!!」

 

しかし、ドラグカイザーの攻撃もまた、恵梨さんやあたしの攻撃同様に妖魔の身体を突き抜けたのだ。

ドラグカイザー「何っ!」

沙希「ああっ!!!。」

恵梨「OK!月を見る度にあたしの強さを思い出させてあげるんだから。」

麗奈「えっ?月???」

恵梨「あの時と同じ・・・・・・麗奈ちゃん・・・・」

麗奈「どうなっているの?」