「古文書」
 

あの妖魔との戦いの翌日の放課後、あたしは涼子先輩に呼ばれて涼子先輩の家を訪れていた

涼子先輩の家は何でも古くからの由緒正しい家柄で昔の書物なんかをおおく有しているらしかった
 先輩はその中から一冊の古びた古文書を私に見せてくれた。

ッて言っても、古代文字で書かれているらしくあたしには、まったく内容は分からないけど
 先輩はこの手の古文書の解読が趣味らしく(うーん変わった趣味かも)解読した文章を見せてくれた。この前の「
赤き勇者、気高き龍の鎧をその身に纏い、龍神と成りかの地に降り立つ
 って言葉もその古文書に書かれていたものらしかった。

この古文書には、「妖魔」の事、「ドラグカイザー」の事も書かれていたらしい。更に

麗奈「それじゃーカイザーの他にも「装甲神」がいるって事ですか?」

涼子「ええ、まだ解読が不十分なんですが、なんでも「大地」と「大空」の「勇者」と書かれています。」
   「これはおそらくカイザーさんのお友達の事かと」

麗奈「へえーそうなのカイザー?」

カイザー「うむ、おそらく「獣王グランクロス」「空王グリファリアス」の事だと思う」

 

そうそう、言い忘れてたけど、カイザーってあのままだと目立ってしょうがないよねって事を話していたら、

何でも普段は、カイザーはブレスレット状になっていられるって、一体あんな大きな身体がどうやってこんなブレスレットに納まってるか疑問なんだけど、

 なんでも次元がどうとか、精神体のアストラルなんとか、ッて言うおよそ、あたしの理解を超えた理屈らしいんだけど、まあーあたしにしてみれば、いつでも話したい時に話せるって事でOK。

 だってねぇ、あんな大きな身体を隠すために何時も「龍王窟」にいたんじゃ、相談したい事がある度にわざわざ「龍王窟」まで行かなきゃいけないじゃない。

 まあー沙希ちゃんはパトカーになれないか?なんて言ってたけどパトカーになっても自宅には置けないって

 

麗奈「ふうーんとにかく仲間がいるって事ね。」

涼子「はい、この「勇者伝承」によりますと、鋭い牙を持つ勇者、雄雄しき角の勇者」
   「 大地より出で魔を滅する、とありますわ。」

麗奈「牙と角ねぇ・・・それよりその古文書「勇者伝承」っていうんですか」

涼子「はい、私が独断で命名しましたの。良いネーミングでしょう。」

麗奈「は、はっはははは・・・・・・・・沙希ちゃんが喜びそうなネーミングですね」

カイザー「・・・・・・・・・・」

涼子「そういえば、今日は沙希さんは?」

麗奈「ああ、沙希ちゃんですか、今日は何でも貯金を下ろしてデジカメを買いに行ってますよ」

涼子「デジカメですか?」

麗奈「そう、何時妖魔が襲ってくるか分からないし、」
   「だからって
何時もビデオカメラを持って歩けないからだそうです。」

カイザー「麗奈、そのデジカメという物は妖魔との戦いに関係有る物なのか?」

麗奈「ああ、違う違う、あなたを撮るためよ、カイザー」

カイザー「私を・・・・・・・一体何の為に?」

麗奈「何のって、まあー沙希ちゃんの趣味よ、あたしだって退魔業を撮られ続けてるんだもん」

涼子「そう言えば、沙希さんとはどう言ったご関係なんですか?

麗奈「ああ、沙希ちゃんですか」

 
 

麗奈「沙希ちゃんとは、心霊現象がキッカケで知り合ったんです。」

涼子「心霊現象ですか?」

麗奈「まあ一種のポルターガイストっていうか、」
   「 自分に向かって飛んできたボールが途中で破裂したり。」
   「マンションのベランダから落ちてきた植木が沙希ちゃんの頭上で止まったり」
   「あと、たまに知らない男の声が聞えるって」
   「まあーそんな事で沙希ちゃんの従姉妹の詩織さんって警視庁の人が」
   「
あたしと妖魔がらみの知り合いだったんで、年頃の女の子ってことで」
   「 相談に来たのが キッカケかな。」

涼子「それで心霊現象は解決されたんですの?」

麗奈「いや、それがぜーんぜん!、」
   「あたしも不思議なんですけど、別に悪霊に取り付かれてる でも無し」
   「沙希ちゃん自身の特殊能力を持ってるわけで無しって、まあーお手上げでした。」
   「まあー沙希ちゃんの害がなかったし、一応しばらく付き合ったんだけど」
   「危険性は無さそうなので、まあーそれでお友達になって今は仕事手伝ってもらってる」
   「っというか、趣味であたしに付き合って言うか。」
   「ああ。あれでも沙希ちゃん霊感は凄いんですよ。」
   「妖魔の気配探知なんてあたしより、範囲広いんですよ」

涼子「まあ、なかよしさんなんですね。」

麗奈「はい!」
   「あっなかよしって言えば、カイザー、あなたの仲間も「戦巫女」が必要なの?」

カイザー「ああ、我々「装甲神」はそう言う風に造られている」

麗奈「なるほどね、じゃあ、まず「巫女」の方から探さなきゃだめか」