犬福「うっ・・痛てぇ・・・・」

涼子「大丈夫ですか犬福ちゃん?」

犬福「ああ、おかげ様でな・・・・・・って!」
   「お前!何考えてやがんだ!あの高さから飛び降りて、一歩間違えば大怪我する所だぞ」

   「それに、この中だって、元々は俺様の身体だが、今は妖魔に乗っ取られていて
    どんな危険があるか判らねぇんだ、それをだな・・・・」

涼子「やはり、そう言う事でしたのね。」

犬福「やはり・・って、お前危険だと判って付いて来たって言うのかよ。」

涼子「はい、わたくしも伊達に貴方の飼い主をやっていた訳ではありませんのよ。」
   「貴方の考える事くらい少しは判りますわ。」

犬福「判りますわ・・・てなぁ」
   「いいか、ここはお前が思っているよりはるかに危険だ、
    悪い事は言わない、ここは俺様に任せてお前は引き返せ。」

涼子「いやですわ!」

犬福「おいっ!」

涼子「恵梨さんも、沙希さんも・・・・・・それにこんなにちっちゃな犬福ちゃんまでもが
    一生懸命に闘っているのに・・・・・わたくしだけ・・・・
    もう・・わたくしだけ何も出来ずに見ているのはいやですわ。」

犬福「涼子・・・・・・」

涼子「わたくにだって何か出来る事がある筈ですわ。」
   「ですから・・・・・・・」

犬福「けっ!まったく・・・・・まあ、俺様も伊達にお前に飼われていた訳じゃねぇからな、
    お前が今何を言っても聞かないくらい事くらい判るぜ。」

   「ホントしょうがねぇな。」

涼子「犬福ちゃん。」

犬福「いいか、無理をするんじゃねぇぞ。」

   「それから!、ちっちゃいってなぁ、今はこんな姿だけどな
    俺様の本当の姿はメチャクチャカッコいいんだぜ。」