「名前なんて分かんないわよ。」
「我が名を唱えよ、」

突如目の前に現れた巨人像、困惑する麗奈に石像が語り掛けた、

石像「我と契約を交わせし巫女よ、我が名を唱えよ、」

麗奈「!!」

石像「邪悪が目覚めた、」

麗奈「邪悪?、目覚めたってどう言う事?」

この状況に置いてさしてパニクらなかったのは麗奈が退魔師として超常現象に慣れていたおかげであった。

石像「我と契約を交わせし巫女よ、我が名を唱えよ、」

麗奈「ちょっ、ちょっと話が分かんないわよ、第一巫女って何?」

石像「我と契約を交わせし巫女よ、我が名を唱えよ、・・・我が名を唱えよ、我が名を・・」

麗奈「待ってよ、あなたの名前なんて分かんないわよ!」

石像「我と契約を交わせし巫女よ、我が名を唱えよ・・・・・・・

困惑する麗奈その時、携帯が鳴った。

麗奈「はい、・・」

詩織「麗奈ちゃん!すぐに来てっ!!」

麗奈の声を遮るように、詩織は話しかけてきた,その声から事の重大さが伝わってきた。
麗奈は、すでに走り出していた、走りながら行き先を聞く、用件は聞かずとも解っていた。

詩織の用件は一つしかないのである。

麗奈「妖魔・・・・邪悪ってもしかして・・・・・・」

走りながら肩越しに巨人像に目をやる。

麗奈「まさかね。」

巨人とあの夢、気にはなったが今はそれどころではなかった。

 
走り去る麗奈を、巨人像は静かに見守った
石像「我と契約を交わせし巫女よ、我が名を唱えよ、・・・我が名を唱えよ、我が名を・・」